いやー凄い、圧倒的な実力でまさに
女王ザキトワを、完全に実力で
上回っての勝利でした。
なんだか、こたつでみかんを食べて
ほっこりしてそうな表情を浮かべる
紀平選手のどこに、そんなパワーが
あるのかと不思議になりますね。
しかし最近の女子の進歩は凄い!
今回の紀平選手の技術と総合点は、
浅田真央さんのデビュー当時の得点
と比較しても、60点ほどの開きが
あります。これはちょうど羽生君が、
とんでもない勢いで、最高得点を
塗り替えて、新時代を築いた男子の
得点のアップ率とほぼ同等になります。
まったく目を見張るほどの進歩という
感じですね。
紀平選手は冒頭のトリプルアクセルを
トリプルトゥループとのコンビネーション
で跳ぶ予定だったのが、最初のトリプル
アクセルで軸を傾けて跳んでしまい、両手
をついて、次のジャンプを跳ぶことが
できませんでした。その上最初のトリプル
アクセルを回転不足のダウングレード
判定で、さらに出来映え点まで引かれて、
なんとたったの1.65点となり予定より
10点以上も低くなってしまいました。
しかし、次のトリプルアクセルを単独に
してしまえば、最初のジャンプの得点が
無効になる事を知っていたので、なんとか
コンビネーションにする事に成功します。
そこで加点ももらえて11.36点を
取ったことで少しリカバリーできました。
しかしそれでも、二回目はトリプル
トゥループではなくダブルトゥループで
両方のジャンプの合計で、まだまだ
足りません。
しかしこのトリプルトゥループとのコンビ
ネーションは浅田真央さんもやらなかった
大技なので、また磨きをかけて欲しい
ですよね。
そしてその足りない分を3回転プラス
2回転だった予定のジャンプを、
3回転プラス3回転にする事で、得点を
大幅プラスにしたのです。ここにも昨日
のひるおびで佐野稔さんの解説で初めて
知ったルールが隠されていたのです。
実は2回転のジャンプは3回転と違って
単独で二回同じ種類のジャンプを跳んで
いいというルールがあるのと、同じ種類
の二回転ジャンプでも3回目はコンビ
ネーションでも跳んではいけないという
複雑なルールがあったのです。
んな事我々は全く知りませんでした
よねー。
という事で、リカバリーのために3回転
プラス2回転トゥループを決めた
紀平選手が、次も予定通り3回転ルッツ
2回転トゥループを跳んでしまうと、
また別のコンビネーションで予定している
トリプルフリップ+2回転トゥループ
+2回転ループの3回連続ジャンプが
跳べなくなってしまうのです。
なんとそんな複雑な計算まで、紀平選手
がしていたとは、驚くばかりですが、
なんと3回転ルッツとのコンビネーション
を3回転トゥループという大技に変更する
事で、得点の大幅なリカバリーを達成
したのです。
ものすごいレベルですね。
なんだか、尊敬しかないですよ。
演技力でもオリンピックの金メダリスト
とほぼ互角な紀平選手は現時点での、世界
最高レベルの選手だといえると思います。
下に今回の驚異のフリーをyoutubeさんから
いただいておきましたよ。
それと私なんかとは比べ物にならないくらい
の完璧な解説のサイトもご紹介しておき
ますね。
「happy hour28」様
【フィギュアスケート】グランプリファイナル
紀平梨花 初出場で初優勝!!
さてさて紀平選手の優勝はとにかく
うれしかったですが、これからの事も
気になりますよね。
今回のグランプリファイナルはなんと
出場した6人の選手のうち、3人が日本
そして3人がロシアという事だった
のです。
つまりこの両国が今一番女子でレベル
の高い二カ国だという事なのですが、
確かにここ最近女子は、ロシアの時代
でした。リプニツカヤ選手が、世界
のトップに出たのもなつかしいですが、
そのあとすぐにトゥクタミシュワ選手が
最強になったかと思いきや、すぐ
メドベージェワの黄金時代になります。
目まぐるしいほどのロシアの女王の交代
劇は、いかにロシアのレベルが高いか
という事の証明でしたね。
メドベージェワの時代はかなり長かった
ですが、その間、日本女子は、宮原
選手をトップにいただいて奮闘するも
いつも後塵を拝していました。
ですがメドベージェワの後を引き継いだ
ザキトワを紀平梨花選手が、ついに倒して
くれたのだから、浅田真央選手の再来と
日本中が沸くのは当然ですね。
ただしロシアの潜在力をなめてはいけ
ません。
なんとロシアはジュニアの選手に4回転
を跳べる選手が何人もいるというではない
ですか。
そのうち一人は、なんと3種類の4回転を
跳べて、さらに一つは4回転ルッツまで
跳べるという事です。4回転ルッツと
いえば確か男子でもネイサンチェン選手
と中国の金博洋選手ぐらいしか思い浮かび
ません。
それほどの大技をなんと女子で跳べる
選手がいたなんて、信じられません。
この選手がシニアに上がってきたら、
女子は完全な別次元の時代に突入する事は
疑いないでしょう。
また他にも4回転+3回転+3回転の
大技を持つロシアジュニア選手もいる
とかで、ひるおびで、佐野さんが、
前シーズンのジュニアでの紀平選手の
成績がかんばしくなかったのが
わからないとしておられましたが、
そりゃジュニアにこんな選手たちが
いるからでしょーが!
とつっこみを入れたくなります。
間違いなく紀平選手や他の日本選手の
大きな壁のようなライバルになる事
疑いなしのロシアのジュニア選手たち
です。
また要マークですね。
さてどんな大技かまたyoutubeで探して
来たのはりつけときますね。
【アレクサンドラ・トルソワ】
13歳がジュニア世界選手権で
4回転4S,4Tを成功させ優勝!
海外から大絶賛、225.52点も
記録更新!【海外の反応】
【またまた世界に衝撃】
ロシアの13歳美少女・トルソワが
練習中に4回転ルッツに成功
Alina ZAGITOVA – TRUSOVA –
SHCHERBAKOVA – Трусова –
Станиславовна – Загитова
でもついでに紀平選手も4回転
跳んでいたのを発見!
これもアップしましょーね
4回転成功 女子も新時代へ
しばらく羽生君や宇野君の
男子フィギュアばかり注目してたけど
こりゃあ女子がまた面白くなって
きましたよー(^^)/